海辺のカラス

四国高松で暮らすことになった僕の家出少年的日誌と釣行記

家を出よう。四国へ行こう。

「まだなんにも始まってもいないうちから、暗いことばかり並べたててもしょうがないものな。君はもう心をきめたんだ。あとはそれを実行に移すだけのことだ。なにはともあれ君の人生なんだ。基本的には、君が思うようにするしかない」
出典-村上春樹,『海辺のカフカ 上』,新潮社,2002年,p.5

2019年の秋に勤めて10ヶ月の東京の会社を退職した僕は、実家暮らしをいいことに家でゴロゴロする日々を送っていた。

自分を振り返りたどりついた答えは、
「好きなことをちゃんとする。そうしないと生きていけない」
30にもなって恥ずかしい話だが、まぁそうなのだから仕方ない。

そんななか、ふとしたキッカケで心からやりたいと思える仕事が見つかり、あれよあれよという間に就職が決定。この4月から遠く離れた場所で生活することになった。

行先は、四国・高松。

奇しくも僕の人生のバイブル『海辺のカフカ』の主人公にして家出少年・田村カフカ君と同じである。

少年カフカに想いを馳せつつ、四国へと移り住む日々の雑感、そして大好きな釣りについて家出少年的に記録をつけていきたいと思う。

2020.03.01