海辺のカラス

四国高松で暮らすことになった僕の家出少年的日誌と釣行記

五月病とビールとごはん

世の中には2種類の人間がいる。

酒を飲みながら白飯が食える人間と、そうでない人間である。

■今年も来たぜ五月病

僕が香川に来て就いたのは、通常のカレンダーのように土日祝日休みではないシフト制の会社だ。基本的に連休は少ない。しかし、件の新型コロナ騒動でシフトが変わり、このGWに3連休をもらえてしまった。このご時世、胸張って遠出はできないので、近所のライギョの様子を見に行くくらいでゆっくり休息をとったのだがー

なまじ休んだせいで、かえって出社がしんどい。
4月から張りつめていた緊張感が緩んで、これまで気に留まらなかった疲れもどっと出てくる。情けない話だが、休み明けからパフォーマンスが落ちまくっておるよ。でも、あわてない。これまで根無し草のごとくフラフラしてきた僕にはわかってしまうんだな。これ、あれでしょ。いつもの五月病でしょ。知ってる知ってる。

知ってるだけじゃ対処できないのが世の常。しかし、僕はそれすら本能的にわかっていたようだ。気が付いたらスーパーのカゴに入ってたよね、缶ビール。大した業務でもなかったが、疲れてもうなんもやる気起きないので総菜買って即帰宅。炊飯器を仕掛けてきた朝の自分を褒め讃えたい。いただきます。

■No Beer, No Life. No Rice, No Life.

ここで話は戻って冒頭の件。
改めて気づいたが、僕は酒席でも飯が食えるタイプの人間である。

以前の職場で、同僚や先輩たちと焼肉に行ったときのこと。最初の注文で生中をオーダーし、次いで肉やサイドメニュー。僕が大ライスを頼んだ瞬間、先輩が新種の生物を見るような目で言い放った。

「おまえ、酒飲みながら白飯食えんのかい!」

文字だと伝わりにくいが、松本人志のツッコミくらいの勢いである。長野だから関西弁じゃないけど。

そもそも僕は、ご飯がないと焼肉を食べたくないくらいの米党である。そりゃビールやハイボールを飲みながらの焼肉も好きだ。が、酒はあとからやってきていまのポジションに収まったのだ。白飯だっていまだ現役選手である。しかもその先輩は、酒飲みだすと肉すらまともに食わなくなるほどの真の酒党。そっちだって極端じゃないか、と心のなかでツッコミ返す次第である。

■酒と白飯の同時進行アリかナシか問題

今日、久々に晩酌をして、この『酒と白飯の同時進行アリかナシか』問題について酔った頭で考えている次第である。

たしかに、ナシ派の言うことももっともである。僕だって、さすがに白飯をアテに飲んだりはしない。ぜったい合わないもんな。というか、そもそも好んでビールと米を合わせてるわけじゃないんだよな。ビール+焼肉=好き。米+焼肉=好き。だから両方いっぺんにやってもいいんじゃん?くらいのノリだ。

あともうひとつ気づいたけど、ビールって腹いっぱいの状態で飲んでもひとっつも美味くないよな。これってちょっとほかの酒とはちがう特徴な気がする。カンパイはビールで、ってのもあながち理にかなっているのかもしれん。

というわけで、本日のビールは疲労+ご飯食べながらだったせいで、ちょっといまいちだった。これはやはりナシなのか。ちょっと明日以降も、検証と五月病治療のためにビールを飲まなければならないな。いやまてまてまて。これ下手すりゃちがう病気になるぞ。まず罹るのは財布の中身からっぽ病にちがいない。重症化まちがいなし。いまのうちに緊急事態宣言だ。外出を自粛せよ。