近所の釣り場を見直していたらプレデターに遭遇した話
GWも半分が過ぎた今日この頃。
当然、例年のように旅行や遠征に勤しんでいる人はいませんよね?
一方で、まったく外出せずに引きこもりっぱなしというのも心身ともによろしくない。三密を避け、他人との接触を控えれば、健康維持のための運動などは認められている。
そんななかアングラーのみなさまに提案したいのが、新型コロナvs釣り人の件でも述べた、この機会に近所の釣り場を見直しませんか?というもの。
気になっているけど行ったことがないポイント、ナイトしか・高潮位でしか釣りしたことのない場所、知ったつもりになっているエリア。なにもロッドを振るだけが釣りじゃない。“散歩”という形からだって僕らの釣りはスタートできる。
■近所の“お散歩”
さて、4月に見て回った近所の河川であるが、僕はこれまで潮位の低い時間帯しか見てこれなかった。
umigarasu.hatenablog.com
時間の調整がいくらでもきくこの機会に、今朝の満潮時にあわせて偵察に行ってきた。
まずは潮止めの堰堤へ。さすが瀬戸内。潮位が、高けぇ。
4月にいた12~13㎝くらいのイナッコはまったく確認できず、堰下はでっかいボラとコイに占拠されている。前回の低潮位時にも確認できなかったチヌやシーバスは、高潮位でもここまで上がってきていないように見受けられる。
一方で、アシ際や護岸の段差でできたシャローに2~3㎝のハクがびっしり。4月には確認できず「え?ハクいないの?」と思ったのだが、やはりきました。
そのハクの群れの下に黒い影を見つけるのに、さほど時間はかからなかった―
■捕食者、登場。
最初、そのへんに群れているでっかいコイかと思った。それくらいの大きさは十分あったからだ。しかし、なんかコイにしては泳ぎがちがう。身体も細い気がする。
別の場所で、あきらかに捕食音であろう水面を割る音が聞こえた。ハクボイル。シーバス?チヌ?いや、それにしてはー
ぎょ、魚雷・・・!?
マジかよ。こんなとこにライギョいんじゃん!え、なに?しかもハク食ってんの!?
狭い範囲に5~6尾はいる。どうも岸際のハクの群れにべったりくっついている模様。なかにはペアリングしているっぽい個体も。調べたらそろそろ産卵期のようだ。潮止めの堰堤より下でも繁殖できんのかい。
いや、でっか!70、80・・・いや、それ以上あるぞこれ。
しかし、ハク食ってるとなるとこりゃ手こずりそうだな・・・。
■散歩は楽しい
というわけで、数十分の散歩だったがめちゃくちゃおもしろかった。
意外にも前回よりチヌの魚影が薄くなっていたり、曇りだったためかアシ原や土手の草むらにクロベンケイガニがわんさか湧いていたりと確実に前回との変化を見ることができた。
カニ捕りもたぶん真剣にやればおもろいぞこれ。
普段しゃかりきになって釣っているフィールドをたまには足元から見直してみてはいかがだろう。