海辺のカラス

四国高松で暮らすことになった僕の家出少年的日誌と釣行記

香川フィールド偵察/高松市内ドブ川編②

僕のフィールド探索は続く。

前回あれだけのキビレを見てしまうと、どうしてもロッドを持ちたくなってしまうが・・・。心を鬼にして、まずはポイント調査。2つめの河川へ行ってみよう。

■市内河川②

f:id:Umigarasu:20200406211735j:plain

この川には、河口から少し上がった地点に潮止めの堰が設けられている。

讃岐平野と呼ばれる平坦な大地、雨が少なく流量の乏しい河川、干満差の大きい海。この3つが揃った地域だ。おそらく堰でも作らなければ、どこまでも潮が上がっていってしまい、農業用水が確保できないのではないだろうか。

先日の河川①に比べて少しは真水の量はありそうだが、残念なことに堰の下が掘れるほどの流れはない。コンクリートで補強もしてあって、魚が着く感じではなさそうだ。相変わらず鳥はたくさん。大型のボラもいる。

■川はどこだ

そのまま川沿いの道を歩いて下ってみる。すぐ遊歩道になったのでそれをたどっていったのだが、いつのまにか川から離れてしまった。広大なアシ原が川と僕とを隔てている。

さらに進むとなぜか遊歩道は線路脇の土手と一体となってしまい、脇にもっと粗い道が姿を現した。

f:id:Umigarasu:20200406212933j:plain

久しぶりだなこの感じ。

幼いころ長野の山んなかを登下校していたときもそうだったが、なんでおもしろそうな道って夕方発見しちゃうんだろうな。何度真っ暗な藪のなかで後悔したか。

今回はそんな結末にはならない。これでも県庁所在地市内だぞ。いい歳して野原で迷子になってたまるか。

■ちょっといい感じじゃない・・・?

f:id:Umigarasu:20200406214348j:plain

ゴロタ積の堤防が現れ、川幅の広い場所へ出た。え、なに悪くないじゃん。カーブの内側に干潟。外側もそこまで深くはないけど釣りが成立する水深はありそう。上げ潮と風の兼ね合いか、潮目もできている。13㎝ほどのイナッコも群れもちらほらかたまっている。イナッコ・・・?そういえばハクの群れは見ていない。時間帯の問題かな。

足元のコンクリートの凸凹に頭を突っ込んでいるキビレ?チヌ?も何尾か確認できた。まずはバイブレーションとか何かしらのリグを使った釣りからやってみるかなぁ。

f:id:Umigarasu:20200406215211j:plain

支流の小場所には激アツポイントを発見。

おわかりいただけるだろうか。そう、排水である。
こんなしょぼい流れの川に突如として排水!手前シャロー、奥岸壁、そしてこれだけの水圧。絶対そこだけ掘れてるっしょこれ!

Googleマップストリートビューで見る限り、対岸へは行けなそう。あとは手前のアシ原をどう制圧するか。真夏のトップが楽しそうだが、新しい茎が伸びてきたら水際に立てるかどうか・・・。あとはどうだろう、多少は温かい水かな?一度周りの水が冷たい時期のうちに魚が寄っていると仮定して撃ってみようか。

f:id:Umigarasu:20200406220323j:plain

堤防先端は、川の合流部でもあり、また海からの潮が正面から当たる格好。崩れたゴロタが沈み、いい雰囲気だ。鳥のフンもけっこうある。期待していいんすかねぇこれ。

なんて考えていたら日が沈んだ。まずい。完全に暗くなる前に撤退するとしよう。