海辺のカラス

四国高松で暮らすことになった僕の家出少年的日誌と釣行記

【ルアー】リップ付シャローミノーという選択肢/ブービーバード90F

手持ちのシャローランナーはほとんどリップレス。どれも人気・実力とも十分。でもそれだけじゃ足りないのだ。

ブービーバード90F/プエブロ

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プエブロがゴールデンミーンとコラボして発売していたABSルアー。
なぜ過去形かというと・・・このルアー廃盤になってない?プエブロを立ち上げたルアーデザイナーが事業を抜けて東京ベイゴーゴーを設立。プエブロ自体は存続していて、このデザイナーが開発したウッドルアーの生産販売も継続している模様なんだが・・・コラボ時代のABSルアーはどうなったのだろう。プエブロはHP畳んでFacebookしかないっぽいし、ゴールデンミーンのサイトからも消えている。

なにが言いたいかというと、このルアーなくなったら困るんだよ!

■使いどころ

見ての通りいつでもどこでもどうやってでも使えそうなルアーだが、僕の使いどころとしては主に河川のダウンドリフト。

他のルアーと一線を画しているのは、この大きさ・形のリップ付でシャローランナーということだ。レンジは、僕の使用イメージでは20~30cmくらい。このリップがマジいい仕事してる。

シャローランナーの主力・リップレスミノーは、スローな巻きや比較的流れが緩い状況で力を発揮するものが多い。流れが速すぎると暴れすぎを通り越して破綻するし、逆に遅すぎると水を噛まなくなり水面へ出てしまうのだ。じゃあってリップ付のミノーだと、今度はレンジがもっと深くなったりする。

そこでブービーバードの出番。
リップレスが効かない緩い流れでも、ダウンならきっちり水を噛んでレンジをキープできる。流れが速くても暴れすぎることなく水を躱し、しかも底に突っ込むことなく引いてこれる。しかも9㎝サイズながら4番フック装着なので川でも安心。ほかにあんまりないんだよなちょうどいいヤツ。

■ダメなところ

んー別に・・・そんなに思いつかない。

重心は固定でやや後方寄り。
飛距離は最新の同サイズルアーのようにはいかないが特に文句なし。ややけつ下がりでリップが水面に浮くので完全放置には向いていないが、泳ぎだしも悪くない。着水直後イトフケをとってロッドティップで潜らせ、あとは抵抗を感じるテンションを保てばドリフトできる。X-CROSSほどウルトラスーパーデッドスローはさすがに無理だけど。
アップクロスではきっちり流速に合わせてラインの回収やメンディングができないとちょっとしんどそうだけど、ガンガン巻くなら関係なし。

■単純に気に入っている

レスポンダー107F、バーティス97FSSR、ドーバー70シャローランナー・・・後発組のリップ付シャローミノーも出てきているので、どれか試そうとも思うのだけどなんか食指が動かない。

ABSながらさすがプエブロなインディーズ感満点なデザイン。剥がれづらく、ちょっと凝ってるカラーリング。言ってしまえば単純に気に入っているんだおもちゃとして。

新品が格安セールになっていたり中古もいっぱい出回っていたりして見かけたらすぐ買う系ではないけれど、なくなると今後困っちゃうなぁ。どうしようかなぁ。