海辺のカラス

四国高松で暮らすことになった僕の家出少年的日誌と釣行記

マスクがどこにもねぇので自分で作ってやることにした①

マスクが、ねぇ。どこにも、ねぇ。

新型コロナの影響であらゆる店舗からマスクが消えて数週間。ついに一昨日、手持ち最後の1枚を使い切った。ウイルスどうこうよりな、こっちは花粉症なんだよ!テレビに映ってる街頭の人たちみんな着けてるけどどこで買ってんだよ。

そんななかマスクを手作りするのが流行ってきているらしい。ほう。ちょっとおもしろそう。文句垂れてても花粉にやられるだけだし、この際なので僕も作ってみることにしよう。どうせやるならめちゃくちゃ凝りたい。おしゃんてぃー(死語)なの作ってやるぞ。

■材料・使うもの

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*ハンカチ・布:いい感じのデザインのやつ
*ゴム紐:いい感じのデザインのやつ
*使用済みマスク:1枚。これ意外と重要。
*綿ガーゼ:適量。無菌ガーゼ使っても意味ないぞ。医療用に不足してるらしいから買うな。
*裁縫道具
*アイロン:必須
*根気:必須

■①布の裁断

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まずはハンカチを裁断する。
横幅:使用済みマスクの横幅+2~3㎝
縦幅:使用済みマスクの縦幅+約2~3㎝。使用済みマスクの両端を切り、マチの部分を伸ばした状態で測ること。

写真の都合上こうしたけど、使用済みマスクをベタベタ接触させたらマスク作る意味ないから気をつけてほしい。
あとこの段階でハンカチの模様により上下が決まるので注意したい。

■②布の周囲を折り返して縫う

ハンカチの切った部分を5㎜ほど折り返して並縫いする。ほつれ防止とビジュアル面。布の表裏に気をつけよう。

■③マチと折り目をつける

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アイロンを使って凹型に折り目をつける(写真参照)。ちなみに上の面が内側になる方。

そしたら

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こうして

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こう!(←語彙力)

左右の端→上下の端の順で、1~1.5㎝ほど折り返して折り目をつける。
この工程はベストじゃなかったことが後々判明するのだが、それはまた別のお話・・・。

■④四隅と折り返したマチを補強

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折り返しが広がらないように、四隅とマチの部分を縫って補強する。思えばこれもスマートじゃなかった。マネしなくていい。
要は形を保てればOK。ガーゼ交換式にしたいので、マチの補強は表の生地を一緒に縫わないようにする。裏面の周囲がポケット状になるイメージだ(伝われ)。

■⑤ワイヤー装着

使用済みマスクから、鼻の部分にフィットさせるワイヤーを摘出し―

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マスク上部の折り返し部分に入れて、糸で固定する。

■⑥ゴム紐の取り付け

ゴム紐を使用済みマスクのゴムと同じくらいの長さに切る。ゴムの強さによって多少調整が必要。あと縫い付ける分の長さを余分にとるとよい。

あとは裏面四隅に縫い付ければOKだ。表面の布地を一緒に縫い付けないこと。最後に適量のガーゼを3つ折りくらいにしてポケット内側に装着する。

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よくゴムを輪っかにして、布の折り返しに通すタイプのを目にするが、あれ好きじゃないんだよな。

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こういうやつ(母親作)

この紐が通っている部分のヨレヨレがビジュアル的にもうなんか嫌だ。マヂ無理。給食の時間を思い出す。ガーゼマスクが駆逐された理由のひとつがこれだと思ってるからな個人的に。

■完成!

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―できた。

名付けて、対新型コロナウイルス及び花粉専用スーパーステルスマスキングガード試作機、通称『Umimask零號“青海波”』。カッケェ。

インナーガーゼ交換式、鼻部装着用ワイヤー搭載、反復洗浄・反復使用可。イカス。

端止めとか縫い跡とかちょいちょいダサいし、いらない作業工程あったし、いろいろと改良点がある。とりあえず今日からテスト装着するので、改良版の初号機に期待したい。