マスクがどこにもねぇので自分で作ってやることにした②
さて、ついに完成した『Umimask零號“青海波”』。
早速、先日の高松行き寝台列車にてフィールドテストを行ってきたのであるが・・・
装着からわずか1時間。無残にも大破。
これでは杉林軍が放つ激しい攻撃の前になす術なしだ。大量被弾まちがいない。
これを受けて我が軍は緊急対策本部を設立。生産部のもつ技術の粋を結集し、様々なタイプのUmimask製作に乗り出したのである。
■Umimask壱號“唐辛子”
対新型コロナウイルス及び花粉専用スーパーステルスマスキングガード実装機Ⅰ:Chili Pepper
零号“青海波”から裏地の作りを一新。四辺でなく左右のみ折り返したつくりのインナーガーゼキーパーになっている。また、わが軍の最新鋭技術“まつり縫い”を惜しげもなく施し、スッキリとしたデザインを実現した。
また、ストラップには緩めの三つ編みを採用。ソフトな触感で耳にやさしく、何時間でもストレスなく装着できる。
ただし、合わせる服が難しいという脆弱性をはらんでいる。
■Umimask弐號“お口チャック”
対新型コロナウイルス及び花粉専用スーパーステルスマスキングガード実装機Ⅱ:Shut UP!!
ありそうでこれまであまりなかった、開閉式ファスナー搭載モデル。
ビビッドなカラーリングと派手すぎないスマートさがポイント。どこにでも着けていける。マスクを下げなくてもストローでの給水が可能・・・と言いたいところだが、防護性能を高めるため裏地ガードを配備しており不可能。また、現時点でノーズフィットワイヤーは装備されていない。
あと、着けると東京喰種みたいになって厨二病全開なのが難点。
■Umimask参號“ダメージシェル”
対新型コロナウイルス及び花粉専用スーパーステルスマスキングガード実装機Ⅲ:Damage Shell
ついに実現した立体成形モデル。口唇への裏地の接触を排し、ストレスフリーな仕様になった。
厚手の布地は耐久性十分。さらに不織布で裏打ちし、防御力を高めている。ストラップには末端処理が施された伸縮性の靴紐を採用し、サイズ調整が可能。
プロトモデル時において「水着みたい」「なんかやらしい」などと心無い意見が寄せられたが、布地にダメージ加工を施すことによってこの問題をクリア。戦地を駆けるのに相応しい外観に仕上がった。「よりやらしくなった」などと言う者は、己の心の汚さを恥じるべきである。
■今後の展開に注目
現段階で参号に採用した立体型がもっとも生産性、着用性が高い。ただし、インナー交換型ではないため都度洗浄が欠かせない。
今後もさらなる改良と増産がなされるのか・・・どうしようか。